ら行の不動産売却用語集

柱や梁で建物を支える構造で、接合する部分がしっかり固定（剛接合）されているもの。

ラーメンとはドイツ語で枠のことで、地震力・風圧力など水平外力を柱と梁のみで受け止める。
鉄筋コンクリート造、鉄骨造が具体例で、中高層マンションで用いられることが多い。

耐力壁や筋かいを入れなくても、地震などの横揺れに耐えられる構造なので、壁のない自由な空間を作ることができるというメリットがある。

採光を取り入れるために作られる中庭のこと。光庭・ライトウェルともいう。光の届きにくい部屋でもライトコートを設けることにより、室内に自然光や風を取り入れる事が可能となり、家全体が明るい雰囲気になる。

建物の調査、計画から設計、建設、運用、維持管理、更新、廃棄までの一連の過程をライフサイクルと呼び、この期間で必要な全ての費用をライフサイクルコスト（LLC）という。初期にかかる建設費（イニシャルコスト）と、運用、保全費、修繕、更新費、一般管理費など稼動後にかかる費用（ランニングコスト）に分類することができ、建設費はLCC全体の２０〜３０％程度であることがわかっている。したがって、ビルを長期間保有して収益を上げていくためには、ランニングコストを効率的に抑えることによって、LCCを圧縮することが重要になる。

日常生活に必要不可欠な、電気・ガス・水道・排水・通信・運送などの設備を指す表現。人間の生命を維持するために必要不可欠な血管や神経に相当するものとして、アメリカの地震工学者が名づけた造語である。

硫化ゴムや各種の合成ゴムを主たる材料とした床仕上用の内装タイルのこと。濡れても滑りにくく、クッション性が優れている。

天井と鴨居(かもい)との間の開口部のこと。もともとは換気や採光のための隙間であったが、ここに障子や透かし彫り、天然木などの室内装飾を施し楽しむための空間にもなった。そのため、伝統的な職人がつくる工芸品を取り入れ、和室としての格式を上げる役割も担うようになる。